2010.01.23 Saturday
「負け組社員」にならないために・・・
お久しぶりです。
例年この時期は、始まりそうで始まらないいくつかのプロジェクトを抱え、
比較的のんびりと過ごすことが多いのですが、
今年はなぜか年明け早々からバタバタとしております。
そんな日々ですが、今日はゴルフの練習に行きがてら読書でもしようと、
ご紹介いただいたこちらの本、
「あの日、『負け組社員』になった・・・」
を読みました。
あの日、「負け組社員」になった…―他人事ではない“会社の落とし穴”の避け方・埋め方・逃れ方
「負け組社員」とはなんともショッキングなタイトルですが、
良かれと思ってやったこと、会社や上司の指示に素直に従ったことが仇となり、
会社を去ることになったり、孤立した日々を送ることになってしまった方々の
実例が、これでもか、というくらい掲載されている本です。
会社生活には落とし穴がたくさんある。
それらに気付かず、知らず知らずのうちに自らを不利な状況に
追いやってしまう人は意外と多い。
そんな現実をたくさんの実例から知ってもらい、平和で幸せな会社員人生を
送ってほしい・・・そんな著者の想いが感じられる一冊です。
私自身はこれまで、同僚や上司に恵まれた会社人生を送ってきたからか、
基本的には性善説。
世の中、そんなに悪い会社や人は多くない・・・と思ってしまう方ですが、
それでも、ここに記載してある事例の中には、
「たしかに聞いたことあるなぁ・・・」
というものも数多く、世の中の厳しさを改めて実感しました。
どんなときでも、渦中にいる人というのは、自分の置かれている状況を
客観的に見ることは難しいもの。
自分は正しいことをしている、みんなに受け入れられている、と
思っていても、実は「負け組社員」への道をまっすぐ突き進んでいる
かもしれません。
そんな状況を招かないために、自分の状況を客観的に見つめ直す上で、
この本はたくさんのヒントを与えてくれるかもしれないなぁ、と思いました。
周囲の人たちとうまく関係を築きながら、長く会社に勤めていきたい・・・
と考えている方は、一度読んでみてはいかがでしょうか。
※本の中には、教訓として、個々のケースでどのように振る舞うべきかという
著者の提言も記載されていますが、それを忠実に実行するというよりは、
それを参考にしつつ、自分の状況に当てはめた場合に自分ならどう
振る舞うか、を考えながら読み進めることをおすすめします。
同じような問題でも、細部の状況が違えば結論も違うと思うので・・・。